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カラスノエンドウ（烏の豌豆）

商品写真
Photo：花博記念　鶴見緑地公園
下：カラスノエンドウと薄紫のカキドウシ

カラスノエンドウ（烏の豌豆）Vicia　 angustifolia　Linne　var.segetalis　Koch
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
　　　マメ目Fabales
　　　　　マメ科 Fabaceae （Leguminosae）ソラマメ属 Vicia

　別名：ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)

利用部位　：�／群蝓⊆稷奸△気筺´∩漢�(乾燥）
利用　　　：�／�用　�¬�用
名前の由来：人が食べるエンドウよりずっと小さく、ごく小さなスズメノエンドウより大きいので
　　　　　　カラスノエンドウ。矢筈豌豆は葉の先端がくぼみ矢筈形になることから。

ソラマメ属は世界的に雑種が多く、日本では１５種ほどが野生または帰化している。葉は羽状複葉で茎がつる性になる種類と直立性の種類に分かれる。
カラスノエンドウは葉の先端は細い巻き髭になっていて互いに絡み合いながら立ち上がるつる性の軟らかい２年草。暖かい地方では春先、草むら、土手、野原などいたるところで見かける。花は小さな紅紫色、マメ科特有の蝶形の可愛い形をしている。
花の後、小さな細長いさやが実り、中に５〜10粒ほどの種子が入っている。熟すと黒くなり、さやが裂けて種子が飛散する。若いさやは”キヌサヤのさや”を小さくした形でそっくり。

若葉や若いさやは食べられる。天ぷらにしたりおひたしにしたりする。味はほとんどくせが無い。春、全草を乾燥したものは血行を良くする薬効もある。

類似の植物に、スズメノエンドウがあり、良く似ている。カラスノエンドウより小型で葉も小さく、先端は矢筈状にならず全体に白っぽい毛が多い。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・山渓名前図鑑　野草の名前　夏　高橋勝雄著　（山と渓谷社）
　　・山野草ハンドブック　伊沢一男（主婦の友社）　
　　・美味しい山菜　おくやまひさし（文一総合出版）

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