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アズキ(小豆)

商品写真
Photo:武田薬品 京都薬用植物園

アズキ(小豆)Vigna angularis Ohwi et Ohashi
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>バラ類Rosids>マメ群Fabids
  マメ目 Fabales
   マメ科 Fabaceae(Leguminosae )ササゲ属 Vigna

利用部分 :種子
利用   :食用、薬用
名前の由来:属名は17世紀イタリアの自然科学者ドミニコ・ビグナに因んだ名。
      和名のアズキの詳細は不明だが、古書に赤小豆をアカツキ、アカツブキ(赤小粒)、
      アツキノア(赤粒草)などの記述が見られる。

温帯アジアが原産。重要な穀物の1つとして、各地で栽培される。
高さ30〜60cm。葉は先の尖った卵形の3枚の小葉からなり、長い葉柄があり、互生する。夏、葉の脇から黄色の小さな蝶形の花を咲かせる。花の後、種子が10個ほど入った莢が実る。中に赤いダイヤといわれるダイズより小さい、赤い種子が入っている。

アズキはタンパク質と炭水化物、ビタミンB、カリウム、カルシウム、食物繊維に富む。
利尿作用、整腸作用があり、コレステロール値低下に有効なサポニンも含んでいる。
赤飯、小豆粥、饅頭、汁粉、ぜんざいの餡として和菓子などには欠かせない食材になっている。
専ら食用に供されるが、薬用には利尿、消炎、緩下、脚気などに用いられる。


参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
  ・食材図典  (小学館)
  ・食材事典 原田孝子監修 (学研)
  ・新食品成分表2017 (とうほう)

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