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カラタネオガタマ(唐種招霊)

商品写真
上:大阪市立大学附属植物園 カラタネオガタマの花
中・下:武田薬品 京都薬用植物園 花と葉 

カラタネオガタマ(唐種招霊)(一名トウオガタマ(唐招霊)とも)Michelia figo Spreng
 被子植物 Angiosperms
  被子植物基底群 Basal Angiosperms > モクレン類 Magnoliids
   モクレン目 Magnoliales
     モクレン科 Magnoliaceae オガタマノキ属 Michelia 

 英名:バナナシュラブ(バナナのような甘い香りがする)

利用部分 :開花期の花
利用   :香料、ポプリ、茶、鑑賞
名前の由来:中国から来たオガタマノキ

オガタマとは、おきたま(招霊)がなまったとのこと。この木を神前に供え神霊を招くという。
オガタマノキは昔から榊の一種として、神社に植えられている。葉を香料に用いる。樹高20m、幹の太さ1mを越す大木もまれではない。堂々とした樹容、光沢のあるよい香りを放つ葉、香り高い花、気品ある樹木で、オガタマと称されるのも肯ける。葉は香料にされる。
オガタマノキ属 Micheliaはアジアの熱帯と亜熱帯を中心に45種ほど。カラタネオガタマは、中国南部原産の常緑低木。葉は厚く光沢があり、先が少しとがり密集しているので垣根としても植樹できる。

5月ごろ淡いクリーム色の花を沢山咲かせる。縁や内側に淡い紅色が入って実に美しい。
花にバナナのような甘い香りがあり、英名バナナシュラブの名の由来にもなっている。茶や香料にしてその香りを楽しむことができる。


参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)

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