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ドクダミ科
ドクダミ(毒痛)
上:四国第39番札所 延光寺
下:服部緑地都市緑化植物園 ドクダミの雄しべ、雌しべ
ドクダミ(毒痛)
Houttuynia cordata
Thunberg
被子植物
Angiosperms
被子植物基底群
Basal Angiosperms
> モクレン類
Magnoliids
コショウ目
Piperales
ドクダミ科
Saururaceae
ドクダミ属
Houttuynia
別名:ジュウヤク(十薬、重薬)
ゲンノショウコ、センブリとならぶ「日本三大民間薬」
生薬名
:
ジュウヤク(十薬、重薬)
利用部分
:花期の地上部
利用
:日本薬局方生薬 民間薬 漢方処方生薬
名前の由来
:ドクダミは「毒や傷みに効能がある」という意味の「毒矯み 毒痛み」に由来し
昔から毒下しに用いてきたことに因む。
別名の十薬(重薬)は、十種の効能があることからの名。
日本、中国、韓国など東アジアが原産の多年草。本州、四国、九州の低地の日陰に自生する。全国各地の路傍に普通に見られるので雑草のように思われているが、花期の地上部の乾燥品をジュウヤクといい、日本薬局方にも収載されている、れっきとした薬草。
ドクダミの白い花は花弁ではなく、正式には4枚の葉に近い苞(ほう)で、本当の花は白い十字の真ん中の黄色の穂(花穂)。この花穂に1本の雌しべと3本の雄しべからなる小さな花が密集する。花弁も、がく片もない無花被花。
手で採取すると、独特の臭いがあるが、乾燥すると不思議とこの臭いは感じられない。
花が咲いている時、全草を乾燥させ、刻んで用いる。貝原益軒の大和本草(1708年)に10種の薬の効果があることから、ジュウヤク(十薬)と名付けられたと記載があるほど、昔から多方面の効果があるといわれている。高血圧の人、便秘気味の人、便秘に伴う吹き出物の人、おしっこが出にくい人などに効果がある。又吹き出物など皮膚の悩みのある人は抗菌、消炎作用もあるので、毎日、お茶代わりに飲むとお肌の健康に良い。
成分
葉はクエルシトリン(葉)、イソクエルシトリン(花穂)を含み開花期の地上部からは数種のイソフラボン配糖体、ベンズアルデヒド誘導体の分離されている。生のジュウヤクは特異臭(デカノイルアセトアルデヒド、ラウリルアルデヒドl)があるが乾燥するとほとんど揮散し無臭になる。
主要成分
・クエルシトリン:利尿作用、強心作用、抗菌作用
・デカノイルアセトアルデヒド:強い抗菌作用
主な効果
・生の葉はニキビ、湿疹、水虫などの外用に使う。
よくもんで絞り出した汁を利用すると強い抗菌作用が得られ化膿や傷によい。
・利尿、強心、浄血、血管収縮作用があり、動脈硬化予防に。
・緩下作用があり便秘、便秘に伴う吹き出物に。
・解毒作用があり慢性皮膚疾患に利尿・消炎の目的に用いる。
・漢方処方用薬としては皮膚疾患用薬「五物解毒湯」に配合される。
ドクダミの八重の品種
ヤエドクダミ(ヤエノドクダミ)
Houttuynia cordata
f plena
Photo;四国第39番札所 延光寺
白い花弁に見えるのは苞が幾重にも重なったもの。草丈は30〜50cm。
普通のドクダミは花序の一番下の苞だけが大きくなるが、ヤエドクダミはそれぞれの花の苞が大きく目立つ。先端部や白い苞の間に黄色い雄しべが見える。観賞用に植えられる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著(山と渓谷社)
・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社)
・薬草・薬木の育て方 金井長治 (精美堂出版)
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カキノキ科
サクラソウ科
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トチュウ科
アオキ科
ムラサキ科
アカネ科
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キョウチクトウ科
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モクセイ科
イワタバコ科
キツネノマゴ科
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ハナイカダ科
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セリ科
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キク科
被子植物 Angiosperms
被子植物基底群 Basal Angiosperms > モクレン類 Magnoliids
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ドクダミ科 Saururaceae ドクダミ属 Houttuynia
別名:ジュウヤク(十薬、重薬)
ゲンノショウコ、センブリとならぶ「日本三大民間薬」
生薬名 :ジュウヤク(十薬、重薬)
利用部分 :花期の地上部
利用 :日本薬局方生薬 民間薬 漢方処方生薬
名前の由来:ドクダミは「毒や傷みに効能がある」という意味の「毒矯み 毒痛み」に由来し
昔から毒下しに用いてきたことに因む。
別名の十薬(重薬)は、十種の効能があることからの名。
日本、中国、韓国など東アジアが原産の多年草。本州、四国、九州の低地の日陰に自生する。全国各地の路傍に普通に見られるので雑草のように思われているが、花期の地上部の乾燥品をジュウヤクといい、日本薬局方にも収載されている、れっきとした薬草。
ドクダミの白い花は花弁ではなく、正式には4枚の葉に近い苞(ほう)で、本当の花は白い十字の真ん中の黄色の穂(花穂)。この花穂に1本の雌しべと3本の雄しべからなる小さな花が密集する。花弁も、がく片もない無花被花。
手で採取すると、独特の臭いがあるが、乾燥すると不思議とこの臭いは感じられない。
花が咲いている時、全草を乾燥させ、刻んで用いる。貝原益軒の大和本草(1708年)に10種の薬の効果があることから、ジュウヤク(十薬)と名付けられたと記載があるほど、昔から多方面の効果があるといわれている。高血圧の人、便秘気味の人、便秘に伴う吹き出物の人、おしっこが出にくい人などに効果がある。又吹き出物など皮膚の悩みのある人は抗菌、消炎作用もあるので、毎日、お茶代わりに飲むとお肌の健康に良い。
成分
葉はクエルシトリン(葉)、イソクエルシトリン(花穂)を含み開花期の地上部からは数種のイソフラボン配糖体、ベンズアルデヒド誘導体の分離されている。生のジュウヤクは特異臭(デカノイルアセトアルデヒド、ラウリルアルデヒドl)があるが乾燥するとほとんど揮散し無臭になる。
主要成分
・クエルシトリン:利尿作用、強心作用、抗菌作用
・デカノイルアセトアルデヒド:強い抗菌作用
主な効果
・生の葉はニキビ、湿疹、水虫などの外用に使う。
よくもんで絞り出した汁を利用すると強い抗菌作用が得られ化膿や傷によい。
・利尿、強心、浄血、血管収縮作用があり、動脈硬化予防に。
・緩下作用があり便秘、便秘に伴う吹き出物に。
・解毒作用があり慢性皮膚疾患に利尿・消炎の目的に用いる。
・漢方処方用薬としては皮膚疾患用薬「五物解毒湯」に配合される。
ドクダミの八重の品種
ヤエドクダミ(ヤエノドクダミ) Houttuynia cordata f plena
Photo;四国第39番札所 延光寺
白い花弁に見えるのは苞が幾重にも重なったもの。草丈は30〜50cm。
普通のドクダミは花序の一番下の苞だけが大きくなるが、ヤエドクダミはそれぞれの花の苞が大きく目立つ。先端部や白い苞の間に黄色い雄しべが見える。観賞用に植えられる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著(山と渓谷社)
・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社)
・薬草・薬木の育て方 金井長治 (精美堂出版)