ツナソ（綱麻）

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上･下：日本新薬　山科植物資料館 ツナソの花と葉

ツナソ（綱麻）Corchorus capsularis　Linne
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞アオイ類Malvids
　　アオイ目 Malvales
　　　　　アオイ科 Malvaceae（incl シナノキ科Tiliaceae）ツナソ属Corchorus


　別名　：インドアサ（印度麻）
　英名　：ジュート（Jute）
　中国名：コウマ、ホワンマー　（黄麻）

ジュート（Jute）の主原料

利用部分　：�〃圓糧蕁´⊆稷奸　´�種子、葉
利用　　　：�〜＾欷粁繊´⊃�用　�Ｌ�用
名前の由来：綱などをつくるアサ（麻）から

インドまたは中国南部の熱帯地方が原産といわれ、世界の暖帯で栽培される。
インドのガンジス川流域が主産地、中国や南米アマゾン流域などでも栽培される。草丈２〜３ｍになる１年草。
葉は長楕円形、長さ４〜１２ｃｍ、先が尖り、両面に毛が生えている。夏から秋にかけて葉の脇から黄色い５弁の小さい花がかたまって咲く。がく片も５枚、花弁より長い。雄しべは１０本。

日本への渡来は古く、貝原益軒の大和本草にも記載されている。当時は繊維を採るため栽培されたが、現在は殆ど栽培されず、荒地に野生化しているのがまれにみられる。

繊維を採るためには茎を採取後、水に浸し組織を腐敗させ繊維だけを採る。
繊維をジュート（Jute）、ガンニーという。水に弱く丈夫ではないので、ロープなどにはせず、主に穀類やコーヒなどの農作物を入れる袋（南京袋、ガンニー袋）を編むのに使われる。また絨毯を編む際の芯にされる。
若い幼葉は食用に、インドや中国では種子や葉を強壮の目的で用いる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）　　　　
　　・花と樹の事典　木村陽二郎　（柏書房）

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