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トコン(吐根)
上・中・下:武田薬品 京都薬用植物園温室 トコンの白い花
トコン(吐根)
Cephaelis Ipecacuanha
A.Richard
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Eudicots
>中核真正双子葉植物
Core Eudicots
>キク類
Asterids
>シソ群
Lamiids
リンドウ目
Gentianales
アカネ科
Rubiaceae
トコン属
Cephaelis
吐剤
生薬名
:
トコン(吐根)
利用部分
:根
利用
:医薬品製造原料、日本薬局方生薬
名前の由来
:古くからヨーロッパで催吐剤にしたのでトコン(吐根)の名に。
イペカクアンIpecacuanhaはポルトガル語で嘔吐させる小草の意味。
ブラジル奥地アマゾン川流域、高温多湿の密林中にだけ自生する高さ10〜40cmの常緑小低木。木質の匍匐茎があり、地中を這って側根を出す。葉は対性 倒卵形、全縁、僅かに波打つ。短柄があり先端が細分した托葉がある。茎の先に近い葉腋から短い白い筒状の10数個の小さい花を頭状に固まってつける。白い花の花冠は5裂し花弁のように見える。
トコンは南米インディオの間で古くから疫病に有効な薬草として用いられていた。
1570〜1600年間ポルトガルからブラジルに派遣された宣教師がインディオの間では疫病に有効な薬草であるとされているとしてヨーロッパに紹介した。
後、ヨーロッパでの応用は1688年、パリの医師エルベシウスがフランス王ルイ14世の王太子の赤痢を治療したことからにはじまる。赤痢の治療の他、吐剤、去痰剤の利用へと拡大した。
トコンはアルカロイド、エメチン、セファエリン、サイコトリンなどを含みアメーバ赤痢の特効薬であり、胃粘膜を刺激し催吐作用をしめす強力な吐剤である。少量では気管支粘膜の分泌を促進し、去痰作用を示す。
現在は、タバコや化学物質、医薬品などの誤飲、服毒に対し吐かせるため嘔吐を誘導するように
トコンシロップが製剤され医療の場に供されている。催吐剤として使用されるが、特に心臓病の人、意識のない人、激しく嘔吐をしている人、高齢者、小児への使用は慎重さが求められるなど警告されている。
成分
・アルカリロイド:エメチン、セファエリン、サイコトリン、Oメチルサイコトリン、
イペコシドなど
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説(広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著(広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著(広川書店)
・生薬単 原島広至著(株式会社エヌ・ティ・エス)
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真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群 Lamiids
リンドウ目Gentianales
アカネ科 Rubiaceae トコン属 Cephaelis
吐剤
生薬名 :トコン(吐根)
利用部分 :根
利用 :医薬品製造原料、日本薬局方生薬
名前の由来:古くからヨーロッパで催吐剤にしたのでトコン(吐根)の名に。
イペカクアンIpecacuanhaはポルトガル語で嘔吐させる小草の意味。
ブラジル奥地アマゾン川流域、高温多湿の密林中にだけ自生する高さ10〜40cmの常緑小低木。木質の匍匐茎があり、地中を這って側根を出す。葉は対性 倒卵形、全縁、僅かに波打つ。短柄があり先端が細分した托葉がある。茎の先に近い葉腋から短い白い筒状の10数個の小さい花を頭状に固まってつける。白い花の花冠は5裂し花弁のように見える。
トコンは南米インディオの間で古くから疫病に有効な薬草として用いられていた。
1570〜1600年間ポルトガルからブラジルに派遣された宣教師がインディオの間では疫病に有効な薬草であるとされているとしてヨーロッパに紹介した。
後、ヨーロッパでの応用は1688年、パリの医師エルベシウスがフランス王ルイ14世の王太子の赤痢を治療したことからにはじまる。赤痢の治療の他、吐剤、去痰剤の利用へと拡大した。
トコンはアルカロイド、エメチン、セファエリン、サイコトリンなどを含みアメーバ赤痢の特効薬であり、胃粘膜を刺激し催吐作用をしめす強力な吐剤である。少量では気管支粘膜の分泌を促進し、去痰作用を示す。
現在は、タバコや化学物質、医薬品などの誤飲、服毒に対し吐かせるため嘔吐を誘導するように
トコンシロップが製剤され医療の場に供されている。催吐剤として使用されるが、特に心臓病の人、意識のない人、激しく嘔吐をしている人、高齢者、小児への使用は慎重さが求められるなど警告されている。
成分
・アルカリロイド:エメチン、セファエリン、サイコトリン、Oメチルサイコトリン、
イペコシドなど
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説(広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著(広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著(広川書店)
・生薬単 原島広至著(株式会社エヌ・ティ・エス)