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ユスラウメ(梅桃、山桜桃梅)

商品写真
上:京都薬科大学附属薬用植物園 ユスラウメの花
中・下:日本新薬 山科植物資料館 果実

ユスラウメ(梅桃、山桜桃梅)Prunus tomentosa Thunb G.V.Eremin et Yushev
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>バラ類Rosids>マメ群Fabids
  バラ目Rosales
     バラ科 Rosales サクラ属 Cerasus( サクラ属Prunus 旧称)


生薬名  :サンオウトウ(山桜桃)
利用部分 :果実
利用   :食用(生食、果実酒)
名前の由来:枝葉が多く茂り、少しの風でも揺れやすいことから。

朝鮮半島、中国北西部、チベットにかけてが原産。日本へは江戸時代、朝鮮半島を経由して渡来した。樹高は2〜3mほど。落葉低木、多くの枝を分岐し枝は横に広がる。春4月葉に先立って、または葉と同時に一重5弁の白い花または淡いピンクの花を開く。花は前年の側芽の1節に1〜2個附くので剪定は切り詰めないよう要注意。雄しべは多数、雌しべは1本、6月頃球形の小さな実が実る。中に1個の種子が入っている。

果皮は真っ赤になりサクランボを小さくしたような形。味も似ていて甘く美味しい。軟らかく小さいため市場には出回らない。生食や果実酒に用いられる。果実酒は消化促進の効果がある。


参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・日本の樹木(山と渓谷社)
  ・食材図典  (小学館)
  ・花と樹の事典 木村陽二郎監修 (柏書房)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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