フトモモは東南アジアを中心に熱帯アジア原産の常緑果樹、日本では沖縄、九州南部、八丈島など亜熱帯性の暖地で栽培され一部では野生化している。他の地域では温室で栽培される。樹高12mほど、葉は対生し長さ10〜20cmの被針形(細長い形)、先は尖っている。葉は厚く革質で光沢がある。4〜5月、枝先に直径5cmほどの淡い黄白色の花を開く。
花弁とがく片は各4枚で対をなしてつきほぼ丸い。雌しべは1本、雄しべは多数あり花弁より長く突き出て広がり美しい。良い香りがする。花の後果実が実る。 果実は長さ3〜5cm程の球形または卵球形で黄色く熟す。味は淡白だがバラの花のような芳香を放ち英語名、ローズアップルRose apple の語源にもなっている。生食のほか、良い香りがするのでジャムや果実酒や又これらの香りにされる。
真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots >バラ類Rosids>アオイ群Malvids
フトモモ目Myrtales
フトモモ科Myrtaceae フトモモ属 Cyzygium
英語名:ローズアップルRose apple
マレー語:ジャンプーマウリ Jambu mawar
利用部分 :果実
利用 :食用(生食、果実酒)
名前の由来:中国名蒲桃(プータオ pútáo)が沖縄方言でフートーになりフトモモになった。
フトモモ科は熱帯、亜熱帯、温帯に分布し70属、約300種があるが、日本に自生するものは少なく、私たちに馴染みが少ない科だが香料、薬用、又、材を利用するなど有用植物が多い。チョウジやオールスパイスは重要な香料であり、その他ユーカリ、バンジロー、フエイジョア、ブラシノキ、などがこの科に属する。
フトモモは東南アジアを中心に熱帯アジア原産の常緑果樹、日本では沖縄、九州南部、八丈島など亜熱帯性の暖地で栽培され一部では野生化している。他の地域では温室で栽培される。樹高12mほど、葉は対生し長さ10〜20cmの被針形(細長い形)、先は尖っている。葉は厚く革質で光沢がある。4〜5月、枝先に直径5cmほどの淡い黄白色の花を開く。
花弁とがく片は各4枚で対をなしてつきほぼ丸い。雌しべは1本、雄しべは多数あり花弁より長く突き出て広がり美しい。良い香りがする。花の後果実が実る。
果実は長さ3〜5cm程の球形または卵球形で黄色く熟す。味は淡白だがバラの花のような芳香を放ち英語名、ローズアップルRose apple の語源にもなっている。生食のほか、良い香りがするのでジャムや果実酒や又これらの香りにされる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・日本の樹木(山と渓谷社)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)