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ダイヤーズカモミール

商品写真
上:服部緑地 都市緑地植物園
下:大阪薬科大学薬用植物園

ダイヤーズカモミールAnthemis tinctoia
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
>キキョウ群Campanulids
   キク目Asterales
     キク科Asteraceae カミツレモドキ属Anthemis

別名:コウヤカミツレ(紺屋カミツレ)、イエローカモミール

利用部分 :花
利用   :染料
名前の由来:英名Dyer's chamomileをそのまま音読み
      Dyer'sとは"染色用の"という意味。

ヨーロッパ全域、イラン、コーカサス地方が原産。キク科の常緑性の多年草。草丈50cm程、開花期は7〜8月。花は1本の茎に1個だけ、直径3〜4cmの鮮やかな黄色い花が咲く。明るい緑色の葉は細かい切れ込みがあり、かすかに刺激臭がある。花を煮出すと媒染剤によって明るい黄色からカーキ色、オリーブ色と様々な色に染めることが出来る。

ハーブティにするローマンカモミール、ジャーマンカモミールと似た名がつくが、薬用茶などの内服には出来ないので、要注意。

観賞用に花壇に植えたり、切花にして楽しめる。ドライフラワーにしても色が残るのでこちらも長く楽しめる。

参考文献
  ・ハーブ  亀田龍吉著 (山と渓谷社)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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