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ヤマハハコ（山母子）

商品写真
上･下：　富士見台高原　ヘブンスそのはら

ヤマハハコ（山母子）Anaphalis margaritacea　Benth et Hook
双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids
＞キキョウ群Campanulids
　　　キク目Asterales
　　　　　キク科 Asteraceae　ヤマハハコ属 Anaphalis

利用部分　：全草（開花期）
利用　　　：薬用　観賞用
名前の由来：ハハコグサに似て山にはえるのでヤマハハコ

北米からシベリア東部、中国を経てヒマラヤまで分布する。日本では北海道から中部地方の山地、亜高山や高山に自生する。総じて寒冷な気候を好み、温帯から寒帯にかけてが自生地で暖帯では生育しない。

日当たりの良いやや乾いた草原や石や砂などのガレバを好む。長い地下茎を横に伸ばす。地上茎は直立し草丈５０ｃｍほど。葉は細い披針形でやや厚く、縁が裏側に巻き込んだようになり、３本の葉脈が鮮明になっている。葉の裏面は白い綿毛で覆われる。茎の上部は沢山枝分かれし、白い花を咲かせる。白い花弁のように見えるのは苞で６列に重なっている。実際の花は芯の黄色い部分。筒状花が集まっている。黄色い筒状花の集団を白い苞が周りを包んでいる状態。雌雄異株。稀に両性花もあるが結実しない。開花期の全草を乾燥したものは黄疸に用いられる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・山野草　ハンドブック　伊沢一男著（主婦の友社）
　　・山の花�機併海鳩銘�社）
　　・植物分類表　大場秀章　編著　（アボック社）



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