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オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃)

商品写真
上・下: 御嶽山 五合目 オオミツルコケモモの未だ熟していない果実 

オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃)Vaccinium macrocarpon
真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots >キク亜綱Asteridae
   ツツジ目Ericales   
     ツツヂ科Ericaceae スノキ属Vaccinium

利用部分 :果実
利用   :食用(ジャム、果実酒、砂糖漬け)
名前の由来:つる性のように細い茎が横に伸びるコケモモの意味。特に果実が大きいので、
      その名がある。

コケモモの仲間はブルーベリーやクランベリーなどの小果樹を含み、北半球の寒冷な地域に分布する。果実は球形や卵状球形、熟すと赤くなったり、藍黒色で白く粉を吹いたような実が実る。日本にはコケモモやイワツヅヅなど20種が自生し、北海道から本州中北部の亜高山から高山の高層湿原に自生する。

ツルコケモモは高層湿原に生える。茎は細い線状でつるのように横に這う。葉は互生。長さ7〜14mmの卵形、長い楕円形で全縁。葉は硬くて厚く光沢がある。裏面は白い。7〜8月、枝先に花冠が4つに深く裂ける淡紅色の花をつける。花弁のように見える裂片は反り返る。

液果は球形で熟すと赤くなる。オオミノコケモモはコケモモの中でも特に大きい、甘みと酸味がありジャム、シロップ、ゼリー、砂糖漬け、果実酒にされる。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・日本の樹木(山と渓谷社) 
  ・食材図典  (小学館)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)

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