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クロマメノキ(黒豆の木)

商品写真
上・下: 御嶽山 五合目 クロマメノキの熟した果実

クロマメノキ(黒豆の木)Vaccinium uliginosum var.japonicum Linne
真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots >キク亜綱Asteridae
   ツツジ目Ericales   
     ツツヂ科Ericaceae スノキ属Vaccinium

 別名:アサマブドウ

利用部分 :果実
利用   :食用(ジャム、果実酒、砂糖漬け)
名前の由来:クロマメのような果実の色から。
      浅間山周辺の山に多く自生するのでアサマブドウとも呼ばれる


北半球の亜寒帯の日当たりの良い湿地に自生する落葉低木。日本では本州中部以北や北海道に分布する。又亜高山や高山の砂礫地や湿地に自生する。ブルーベリーの仲間で葉は互生。葉身は1.5〜2cm。裏面は粉白緑色、網目状の脈が目立つ。

6〜7月、上部の葉掖に小さな淡い紅色を帯びた白い壷型の花1個付ける。長さ5〜6mmの花冠の先は浅く5裂する。雄しべは10本、雌しべは1本、秋になると花の後、液果が実り、藍黒色に熟す、ブルーベリやプルーン同様に白い粉をかぶるのが特徴。藍黒色の実は甘く美味しい。信州浅間高原あたりではアサマブドウとよびジャムを造る。砂糖漬けにしても美味しい。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・日本の樹木(山と渓谷社)
  ・食材図典  (小学館)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)

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