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カタバミ/ムラサキカタバミ(紫片喰、紫傍食)

商品写真
Photo:文京区 小石川植物園

カタバミ/ムラサキカタバミ(紫片喰、紫傍食)Oxalis corymbasa DC
 真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots>バラ類Rosids>マメ群Fabids
    カタバミ目Oxalidales
      カタバミ科Oxalidaceae カタバミ属 Oxalis

外来種で現在、日本に帰化し増殖しているカタバミ類の代表的な品種

南アメリカ原産、北アメリカ、オーストラリア、熱帯アジアなどに広く帰化している多年草草本。日本へは江戸時代末に渡来。葉は大振り、春から夏にかけて葉よりも高い花茎を出し直径2cm程のピンク色の花を咲かせる。花が美しいことから最初栽培されたが、今は野生化し庭や畑、空き地の雑草のような存在になっている。
根の上部に多くの小さい鱗茎が出来、引き抜くと、ち切れ、それぞれから小さな苗が多数出てくる栄養増殖を行う。結実しないが繁殖力が旺盛。世界の温帯、亜熱帯に広く帰化し増殖している。一度増えると駆除するのが困難で厄介な害草にもなる。薬用などの実用性は無いが、カタバミの名がつき、一般的によく目に花なのでカタバミとの比較で採り上げた。
     ムラサキカタバミ拡大
      ムラサキカタバミの花
       花の中心部は淡い黄緑色 葯は白色。花粉は出来ない。
       種子はできず、株の基部に出来る多くの鱗茎で増殖する。


参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・花と樹の事典 木村陽一郎 監修  (柏書房)
  ・日本 帰化植物写真図鑑 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七 編著 (全国農村教育教会)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)



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