名前から探す ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行    
用途から探す 漢方薬 製薬基源植物 日本薬局方生薬 民間薬・薬用 ハーブ・サプリメント 香料・香辛料 食用と嗜好品 染色・繊維 油脂 鑑賞用・その他    

ハナキササゲ(花木大角豆)

商品写真
上・下: 東京都文京区 小石川植物園 ハナキササゲの蕾
下は樹の様子

ハナキササゲ(花木大角豆) Catalpa speciosa Warder
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類 Asterids>シソ群Lamiids
  シソ目 Lamiales
     ノウゼンカズラカ科Bignoniaceae キササゲ属 Catalpa

別名:オオアメリカキササゲ

生薬名  :キササゲ実
利用部分 :果実
名前の由来:果実がマメ科のササゲ(大角豆 Vigna unguiculata)に似て花が美しいので、
      ハナキササゲの名に。
      キササゲ属の属名 Catalpaは現在のサウスカロナイ州地方に住んでいた
      インディアン部族カトーバ族「Catawba」に由来。
      北米原産のアメリカキササゲより大きいので、オオアメリカキササゲの別名がある。

原産地・分布
北米原産で日本には野生しない。

特徴・用途
薬用に汎用される中国原産のキササゲと同属。こちらは北米が原産。キササゲ属の中かで、花数は少ないが花の大きさは最大。1個の花の大きさは4〜4.5cm程。白色の花の内側は紫色の筋があり花弁の縁はあまり縮れない。
同じ北米原産にアメリカキササゲ(C.bignonioides Walter)があるが、こちらは花がひと周り小さく(3cmほど)、白色の花の内側は暗紫色の斑点になり、花弁の縁が縮れているので、区別できる。木は大木になり、大きな物は樹高30mに達する。灰褐色の樹皮は浅く裂ける。落葉高木で
キリに似た葉も大きい。果実がキササゲ同様、薬用にならないこともないが、主に観賞用に庭園に、また街路樹としても植栽される。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
  ・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
  ・日本の樹木(山と渓谷社)



科目別の一覧