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オオケタデ（大毛蓼）

商品写真
上・下：京都府立植物園

オオケタデ（大毛蓼）Polygonum orientale Linne var pilosum Meison
　　真正双子葉植物 Eudicots＞中核真正双子葉植物 Core Eudicots
ナデシコ目 Caryophyllales
　　　　　タデ科 Polygonaceae　イヌタデ属 Persicaria （←タデ属 Polygonum）

　　別名：ハプテコプラ

生薬名　　：コウソウ(葒草)
利用部分　：�＿嵎罅兵鏤辧法´⇒�
利用　　　：�´¬�用　�⊆稷佞録�用
名前の由来：茎が太く全草に毛が密に生えているイヌタデの大型版のためオオケタデ

インドや中国など東南アジア原産。　江戸時代、中国経由で観賞用に日本に渡来したタデ科の１年草。
タデの仲間では最も大形で、茎は太く草丈２ｍ近くになる。全体に軟らかい白い毛が葉や茎に密集している。鮮やかな紅色の花穂は、夏〜秋まで咲き続ける。最初は観賞用に栽培されたが、繁殖力が強くこぼれ種で良く増え、現在は河原や荒地、道端などで半ば野生化している帰化植物。

花は先が丸い小さな５弁花を穂状に密集させて咲く。卵形で先の尖った葉は茎に互生する。この葉が薬用に役立つ。生の汁は虫刺されに、化膿性のおできに乾燥葉を煎じた液で洗うと効果的。蛇毒に効果のあるハプテコプラの名で呼ばれるポルトガルの薬と同じように、マムシの毒にオオケタデが効果的なことから、ハプテコプラとの別名もある。花の後、実る種子をコウソウ（葒草）といい、解熱薬にする。
春の若芽や若葉はゆでて、和え物や生葉を天ぷらにする。

参考文献
・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
・野草の名前　秋冬　高橋勝雄　解説（山と渓谷社）
・花と樹の事典　木村陽二郎監修　（柏書房）
・山野草　ハンドブック　伊沢一男著（主婦の友社）
・植物分類表　大場秀章　編著　（アボック社）

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