ホルトソウ

商品写真
Photo：東京都文京区　小石川植物園

ホルトソウ Euphorbia lathyris　Linne
　真正双子葉類 Eudicots ＞中核真正双子葉類> Core Eudicots＞マメ群 Fabids
　　　　　　キントラノオ目Malpighiales
　　　　　　　トウダイグサ科 Euphorbiaceae 　トウダイグサ属 Euphorbia

生薬名　　：ゾクズイシ（続随子）
利用部分　：�ー鏤辧´∩漢�
利用　　　：�〔�用　��観賞用
名前の由来：ポルトガル草の意味

原産地と分布
　　南欧、南西アジア原産

特徴
６００年ほど前、ヨーロッパからポルトガルを経由して移入された栽培植物。当初は栽培されていたが、逸出し野生化したものも一部みられる。オーストラリアや南アメリカなどでは帰化している。
直立した茎の基部の葉は全縁で葉柄がなく線形、上部の葉は先の尖ったひ針形で、基部は茎を抱く。
茎は頂部で分岐し夏、先端の部分の三角形の包葉の間に目立たない杯状花序をつける。葉状の苞から、１本の雄しべからなる、多数の雄花と１本の雌しべからなる雌花が組み合わさった花序を段々につける。花後、�櫺未�実る。
�櫺漫焚娘臓砲錬格�果に分れていて球形をしている。中に種子が入っている。種子中には、脂肪油４０〜６０％、エスクレチン、オイフォルボン、ゴム質などを含む。この種子をゾクズイシ（続随子）と称し利尿作用と、強い下剤になる。但し有毒植物でもあるので、取り扱いに要注意。
又、茎葉を傷つけると、白い乳液が出る。同じトウダイグサ科にノウルシがある。乳液に触れるとウルシのようにかぶれるので、ノウルシと称されるが、ホルトソウもノウルシに良く似た性質があリ、肌の敏感なところでは、かぶれて水泡が出来る場合があるので、こちらも注意が必要。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・最新生薬学　刈米達夫著　（広川書店）
　　・薬用植物学各論　木村康一・木島正夫共著　（広川書店）
　　・日本　帰化植物写真図鑑　清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著　(全国農村教育教会)

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