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フウロウソウ/シコクフウロウ(四国風露)

商品写真
Photo:徳島県 剣山 登山道

フウロウソウ/シコクフウロウ(四国風露)Geranium shikokianum Matsumura
真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots>バラ類Rosids>アオイ群 Malvids  
    フウロウソウ 目Geraniales
     フウロソウ科Geraniaceae  フウロソウ属Geranium

  ゲンノショウコ(現の証拠)類似直物 ハクサンフウロの変種
   別名:イヨフウロ(伊予風露)


名前の由来:本種の採取標本が四国産であったための名。


本州西南部、四国、九州の山地の特産。四国産の標本で名づけられたため四国の名が付くが四国以外でも観られる。紅紫色の大振りな花を細い花柄の先に咲かせる。5枚の花弁の先端は浅く3裂か5裂に切れ込むことが多い。花弁のそれぞれに濃い紅色の線があり網目模様が目立つ。(同じく花弁が切れ込むのにイブキフウロがあるがこちらの花弁の切れ込みは深く、また筋模様は平行で網目模様になら無いので区別できる。)
剣山では中腹から山頂にかけて、自生している。

剣山
四国山地の東部にあって、標高1955m、愛媛県、石槌山に次ぐ山で徳島県の最高峰である。
日本百名山の一つに選定される。共に山岳信仰の霊場としても有名。安徳天皇の剣を収めたことで剣山といわれる。近年は、宮尾登美子作の小説「天涯の花」で紹介された稀少種で、説絶滅危惧II類に指定されている「キレンゲショウマ」の自生地としても知られている。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・高山の花 永田芳男著 (山と渓谷社)
  ・花かおる剣山(ほうずき書籍)

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