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フウロウソウ/イブキフウロウ(伊吹風露)

商品写真
Photo:滋賀県伊吹山 花弁の先端が3つに切れ込み、筋模様は平行で、網目にならない。

フウロウソウ/イブキフウロウ(伊吹風露)Geranium yasoense var lobato dentatum
真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots>バラ類Rosids>アオイ群 Malvids  
フウロウソウ 目Geraniales
     フウロソウ科Geraniaceae  フウロソウ属Geranium

ゲンノショウコ(現の証拠)類似直物 ハクサンフウロの変種


名前の由来:滋賀県伊吹で見られたのに因む。

フウロソウ属 Geraniumでゲンノショウコの類似植物にタンニン(ゲラニイン)を含む。
滋賀県伊吹山で見られたのに因む名。伊吹山に自生する固有種。葉は掌状で5〜7裂摺る。ハクサンフウロに良く似ているが、丸い花弁の先端に3裂する切れ込みがあるので区別できる、珍しい花だ。淡いピンク色の花弁には直線状の濃い筋があり、網目模様にはならない。雄しべは10本。先端には青紫の葯がある。雌しべの先端はあかいのもハクサンフウロに同じ。

伊吹山
滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰(最高峰)標高1377m の山で日本百名山の1つに数えられる。古くは「古事記」や「日本書記」にその名が記され、日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場する歴史的な山。また織田信長により薬草を植栽した事でも有名で、多くの薬用植物や亜高山植物、野鳥、昆虫の宝庫としても有名で、山頂のお花畑は、国の天然記念物に指定されている。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・高山の花 永田芳男著 (山と渓谷社)
  ・山の花 久保田修 構成・著 藤田和生 絵(学研)
  ・植物分類表 大場秀章 編著(アボック社)

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