ワタ／カイトウメン（海島綿）
ワタ／カイトウメン（海島綿）Gossypium barbadense Linne
真正双子葉類 Eudicots＞中核真正双子葉類 Core Eudicots＞バラ類 Rosids＞アオイ群 Malvids
アオイ目 Malvales
アオイ科 Malvaceae ワタ属 Gossypium
別名：シーアイランドワタ sea island cotton
生薬名 ：�．瓮鵐�（綿花） �▲瓮鵐�シ（綿花子）��メンカコン（綿花根）
利用部分 ：�〔別咫´⊆鏤辧´�根皮
利用 ：�〔併紂〔壁曄´¬�用、食用（綿実油）�Ｌ�用
名前の由来：西インド諸島などの熱帯地方が原産から。
小属名 barbadenseは西インド諸島の“バルバドスの”から
属名Gossypiumはgossum 腫れ物 果実が丸く膨満している様子から。
原産地
熱帯アメリカ原産で 西インド諸島 アメリカ南部の海岸で栽培
特徴
西インド諸島とは、フロリダから南米ベネズエラにかけてのカリブ海に連なる島々をいう。インドを目指して航海をしていたコロンブスはインドに到達したと思い、西印度（インド）諸島と名付けたことによる。
カイトウメン（海島綿）はコロンブスの新大陸発見以前から、これらの地区で栽培されていた。綿の実は種子を守るため軟らかい繊維（綿毛）で種子を包んでいる。この繊維が綿Cottonになるのだが、種によって繊維に長短があり、カイトウメンは５０ｍｍ程でワタ属の中で最も長い。しかも細い高級な綿糸が得られる。カイトウメンから育成されたエジプトワタも３５〜４５ｍｍの長さになる。繊維が長いほど細い糸が紡げる。インドワタは１２〜３０ｍｍ程。
綿の繊維を採った後の種子を搾ると、綿実油 cotton seed oilが得られる。アメリカが主産地。独特の風味と酸化安定性の良さから、高級な食用油として用いられる。その他、他のワタ属同様、つぃて石鹸などの原料になる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・最新生薬学 刈米達夫著 （広川書店）
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 （広川書店）
・食材図典 （小学館）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）