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ハマダイコン(浜大根)

商品写真
上・中:高知 室戸岬のハマダイコン

ハマダイコン(浜大根)Raphnus sativus Linne var raphanistrides Makino
真正双子葉植物 Eudicots>中核真正双子葉植物 Core Eudicots>バラ類 Rosids>アオイ群 Malvids
  アブラナ目Brassicales
     アブラナ科 Brassicaceae ダイコン属 Raphanus


高知 室戸岬のハマダイコン

利用部分 :葉、茎、根
利用   :食用
名前の由来:浜辺に野生するダイコン

海岸の砂地、砂礫地に自生する。栽培種のダイコンが逸脱し野生化したというのが通説になっているが、ダイコンとの葉の様子、根の様子などに共通点は乏しく、別種と考える説もある。何よりも自生地が海岸に近い場に限定され、内陸平野部の野原やダイコンが栽培されていた人家近くに生えていないのが不思議だというのそれらの説の基になっている。

ハナダイコンは越年生で秋に発芽し春に淡い紅紫色に紫色の筋のある4弁花を咲かせる。花後、数珠状にくびれのある長角豆に2〜4個の種が入っている。長角豆は熟しても裂けない。茎は分岐し草丈30〜50cm程になる。葉は羽状に深く裂け、茎、葉ともに粗い毛がある。根は枝別れたり曲がっていたりし、生える場所により一定しない。
白い根は皮が厚く細いがすりおろせる。辛味が強い。葉や茎はゆでておひたしに、汁の具に利用できる。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・野草の名前 春 高橋勝雄著(山と渓谷社)
  ・おいしい山菜 ハンドブック おくやまひさし著 文一総合出版
  ・山野草 ハンドブック 伊沢一男著(主婦の友社)
  ・日本 帰化植物写真図鑑 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七 編著 (全国農村教育教会)


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