名前から探す ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行    
用途から探す 漢方薬 製薬基源植物 日本薬局方生薬 民間薬・薬用 ハーブ・サプリメント 香料・香辛料 食用と嗜好品 染色・繊維 油脂 鑑賞用・その他    

ハマエンドウ(浜豌豆)

商品写真
Photo:高知県 室戸岬の砂礫地に自生するハマエンドウ。

ハマエンドウ(浜豌豆)Lathyrus japonicas Willd
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>バラ類Rosids>マメ群Fabids
  マメ目Fabales
     マメ科Fabaceae Leguminosae)レンリソウ属Lathyrus(ハマエンドウ属)

利用部位 :若葉 
利用   :食用
名前の由来:浜辺の砂地に自生し、エンドウに花、実、葉が似ているのでこの名がついた。

日本各地の海岸の砂地や砂礫質や岩場にも自生する。茎は地面を這うようにして伸びていく。地下茎で増える多年草でエンドウに似ている。エンドウの葉は大きく茎をとり巻くようにつき丸い感じだが、ハマエンドウは小さく3角状の長さ3cm前後の小葉が4〜6対ついた羽状複葉、先端は巻きひげ状になっている。
春〜夏まで、葉腋から総状花序に3〜5個の赤紫のマメ科特有の蝶型の花を咲かせ、浜辺を彩る。
花後エンドウの莢に似た長さ5cm程の莢が実る。中に数個の種子が入っている。春先の軟らかい若葉は茹でておひたしやあえ物にして食べることができる。莢は堅く食用には不向きになる。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・野草の名前 春 高橋勝雄著(山と渓谷社)
  ・花と樹の事典 木村陽二郎監修 (柏書房)
  ・山野草 ハンドブック 伊沢一男著(主婦の友社)


科目別の一覧