ニセアカシア

商品写真
上・下：京都府立植物園　ニセアカシアの白い花房

ニセアカシアRobinia pseudoacasia Linne
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
　　マメ目Fabales
　　　　マメ科Fabaceae（Leguminosae）ハリエンジュRobinia

別名：ハリエンジュ（針槐樹）
　
　　帰化植物

利用部分　：�ー�木全体　��花、新芽
利用　　　：�／⊆�用（街路樹、砂防、荒廃地の緑化）薪炭　�¬�源、食用
名前の由来：本来のアカシアと区別するためにつけられた名。
　　　　　　ハリエンジュはエンジュに似ていて針があることから。
　　　　　　属名、ロバニアRobiniaはパリの園芸家ロビンが1600年、この樹をアメリカから輸入
　　　　　　し息子がヨーロッパに広めたのを記念した名。
　　　　　　小属名pseudoacasiaは偽pseudoのアカシアの意味。

原産地は北アメリカ東部。樹高10〜１５ｍにもなる落葉高木。初夏には白い蝶型の花が咲き美しい。丈夫で成長が早い性質とマメ科特有の根粒菌を持つことから痩せ地、荒れ地の緑化、砂防用など、土止めに植栽された。現在は全土に野生化して広がっている帰化植物。日本へは1873年、種子がもたらされた。根から根萌芽が多数出ることなどその旺盛な繁殖力は在来植物を圧迫駆逐する勢いで、今や生態系を乱す要注意外来生物リストに挙げられ、危険視されている。
葉は長さ１２〜２５ｃｍの奇数羽状複葉で互生する。３〜９対の小葉は２〜５ｃｍの楕円形。５〜6月本年枝の脇から総状花序をだし短いフジの花房のような蝶型の白い花を垂らす。

花の開花期は当たり一面甘い芳香が漂う。良い香りはミツバチを引き寄せる。
ニセアカシアはミツバチの重要な蜜源植物でアカシアの蜂蜜の原料は、この花からで本来のアカシアからではない。花はてんぷらなど食用にすることができる。新芽はあえ物などにして食べることもできる。

本来のアカシア
ギンヨウアカシア　Acacia baileyana F.v.Muell
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
マメ目Fabales
マメ科Fabaceae（Leguminosae）　アカシア属 Acacia
　　通称　ミモザ
　　　　　アカシア
　　　　　Photo：京都　山科区の民家の庭で　アカシア属のアカシア

通常アカシアの名で呼ばれる。葉が銀白色のため銀葉の名がつく。花序が大きく美しいので、庭園や街路樹に植えられ、春の生け花の花材に汎用される。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・日本の樹木（山と渓谷社）

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