薬草と花紀行のホームページ

ラムズイヤー(Lamb’s ears)　Stachys byzantine
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids＞シソ群Lamiids
　　　シソ目Lamiales
　　　　　シソ科Lamiaceae　イヌゴマ属Stachys

　和名：ワタチョロギ
　別名：スタキス、ウ―リ―ベトニ―

利用部分　：葉、花
利用　　　：観賞用、ドライフラワー、ポプリ
名前の由来：白い軟毛に覆われた葉の形と触感が「子羊の耳」を連想させることから付いた名。

原産地はトルコ・アルメニア・イランなどの中近東。全草が白い綿毛に覆われ、シルバ―グリ―ンの葉がビロードのような触感があり個性的。夏から秋にかけて長い花穂を伸ばし薄紫から赤紫の小さな花を咲かせる。白い葉とのコンビネーションも美しく観賞用としても人気がある。

葉にほのかな芳香があり、かつてはハーブとして利用されたらしいが、現在は専らその個性的な美しさを生かしたガーデニイグに利用される。鉢植えにしても楽しめる。切り花をポジ−（小さい花束）の縁取りに加えるとアクセントの効いたブーケーに仕上げることができる。葉や花は乾燥させても、質感や色彩の変化が少ないのでポプリやドライフラワー、クラフト（リース）にしても楽しめるので、いろいろなことに応用できる。

参考文献
　　・ハーブ　亀田龍吉著　（山と渓谷社）
　　・暮らしに役立つハーブ手帖　(MUSASHI BOOKS)
　　・ハーブ栽培　宮野弘司・宮野ちひろ監修　〈成美堂出版〉