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キャトミント

商品写真
上・下:武田薬品 京都薬用植物園 キャットミントの花

キャトミント Nepeta racemose Lam
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科 Lamiaceae イヌハッカ属Nepeta

利用部分 :全草
利用   :観賞用、ポプリ
名前の由来:ネコが好むキャットニップの近縁種と、丸い葉がミントに似ていることから。

ミントの名が付くがミントの仲間ではなくイヌハッカ属の植物。
キャトミントが属するイヌハッカ属は、世界に150種ほどが知られ、主に旧世界の温帯に分布している。
美しい花を咲かせることから広く栽培され交配が進み、多くの品種が作られている。本種はネペタ・ラセモーサ種でキャットミントと通称される一種。ネコが好むキャットニップの近縁種。しかし、草丈20〜50cmとキャットニップより低く香りも弱い。開花期は5〜10月と長く、茎の先端の穂状花序に淡い青紫色の小さな花を密集して咲かせる。(キャットニップの花は白く唇弁に赤紫の斑点がある。)下の唇弁に赤紫の斑点もある。

ネコを引き付ける香りはあるが弱い。薬用の用途よりも美しい花を楽しむ観賞用が主。青紫の爽やかな花色と株張りが40cm程、横に広がる性質から、グランドカバー用のガーデニングに最適。

参考文献
  ・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
  ・ヤマケイポケットガイド4 ハーブ 亀田龍吉著 (山と渓谷社)
  ・暮らしに役立つハーブ手帖 (MISASHI BOOKS)
  ・ハーブ栽培 宮野弘司・宮野ちひろ監修 (成美堂出版)

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