エルサレムセージ(Jerusalem sage)

エルサレムセージ(Jerusalem sage)Phlomis fruticose
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科Lamiaceae フロミス属Phlomis

  和名:キバナキセワタ(黄花被綿)
  別名:フロミス



利用部位:開花期の全草
利用  :観賞用、ポプリ、ドライフラワー

地中海沿岸地域が原産の多年草、セージの名がつくが薬用になるセージの仲間ではなく、別の属。

草丈1~1.3mになる大ぶりな花。茎の先や、先に近い節の部分に茎を取り巻くようにが10~20個の筒状の花が付く。葉は綿毛が密集しフエルトのように柔らかい。特に葉の裏や縁は白い綿毛が生え、葉の輪郭が銀白色に縁どられる。鮮やかな黄色の花と、綿毛で銀白色に縁どられた葉のコントラストは特異的で、一際目だつ存在。

葉をつぶすとかすかにレモンの香りを含んだ匂いがする。花は乾燥させても鮮やかさは色あせないので、ドライフラワーやポプリに利用できる。薬用、食用などの実用的な利用はできないが観賞用として楽しめる。挿し木でも簡単に増やせる。

参考文献
  ・ヤマケイポケットガイド4 ハーブ 亀田龍吉著 (山と渓谷社)

所属「科」などは近年の遺伝子DNA配列に基づく、新分類体系APGⅢ方式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています(T.K)