ラベンダー(Lavender)/ストエカスラベンダー (Stoechas Lavender )

商品写真
Photo:大阪市立長居植物園 ピンと立った大きな苞が特徴

ラベンダー(Lavender)/ストエカスラベンダー (Stoechas Lavender )Lavandula stoechas
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科 Lamiaceae ラヴァンデュラ属Lavandula

別名:フレンチラベンダー

利用部分 :花穂、葉、茎
利用   :ポプリ、入浴剤、ドライフラワー
名前の由来:属名 ラヴァンデュラは「洗う」の意味。ヨーロッパではこの葉や花を浴湯として
      使用してきたことに因む。


ハーブと言えばラベンダーがまず思い浮かぶ。爽やかな香り、涼やかな様子は観賞用に、薬用にと用途が広い。ラベンダーには多くの品種があり、特に近年は多くの園芸品種が栽培されている。

深い香りと豊富な薬効成分を含む基本種のイングリュシュ系の花穂は細く華やかさに欠けるが、本種ストエカス系はずんぐりした丸みを帯びた短い花穂の先端に兎の両耳のような大きな苞が特徴で、華やかで近年人気が高い。

ローズマリーに似た香りがあり、気分を和らげるリラックス効果や、殺菌効果がある。主に観賞用として利用し、切り花にして楽しんだり、ドライフラワーにし、ポプリにすると長く香りを楽しむことができる。ラベンダーは一般に暑さに弱いがストエカス系は耐暑性があるが夏は風通しを良くして栽培する方がよい。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)

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